
第30回日本公演
作: ウィリアム・シェイクスピア
台本・演出: ポール・ステッビングス
主催: アシュリーアソシエイツ
後援: ブリティッシュ・カウンシル、
シェイクスピア・カンパニー、(株)アルク
UK-Japan 2008公認イベント
チケット: ぴあにて発売中(全席自由)
・ 一般前売: 5000円/学生: 2500円
・ 当日券一律: 5500円(残席ある場合のみ)
・ 開場: 開演45分前より
この世の関節がはずれてしまった
The time is out of joint. O cursed spite
That ever I was born to set it right! ( Hamlet- I.v.215)
この世の関節がはずれてしまった。なんの因果か,それを正すために生まれてきたとは。
Less is More
「小が大を超える」これが ITCLの神髄といえる。七人のキャストの早業、想像力を呼覚ます簡素な舞台造り、役者の生演奏、作品のテーマやコンテンツを象徴的に示す独特な身体表現などが、言葉そのものの化身となってビジュアルでフィジカルな舞台を生み出す。
『マクベス』『夏の夜の夢』『リア王』『じゃじゃ馬馴らし』などで世界中のシェイクスピアファンを魅了したポール・ステッビングズが2004年のテヘラン国際演劇祭にて最優秀賞に輝いた『ハムレット』をリバイバルさせる。今年も英国を始め、全世界30カ国で上演される
ハムレット授賞暦
2004年国際演劇祭にて最優秀賞
シンガポール政府芸術功績賞
『ハムレット』の暗喩と現代性 (ポール・ステッビングズ)
ローレンスオリビエが1948年Hamlet映画の序文でも述べている様に、既存のHamlet演出の多くが “決心が出来ない”男の悲劇として『ハムレット』を創りあげてきた。監督ポールステビングズはこれにあえて挑戦する。
シェイクスピアは劇詩人であり、リアリストでもロマンチストでもない。ポールは王子を“決心が出来ない”男というよりも、倫理的ジレンマの袋小路に入り込み、身動きがとれなくなった男と解釈する。ハムレトはあくまで真実の追求に終止する。物語はいわば探偵ものとしても完璧だ。
『ハムレット』は数多の戯曲の中でも最も人を惹きつける作品かもしれない。 その中心となる暗喩は“演じる”ということのパラドックスである。劇中劇がクローディアスの罪を暴き、ハムレットの偽りの“狂気”が人間の真実をさらけ出し、この芝居そのものが”人間の迷える魂”を写しだす鏡となっている。
暴露された真実に対峙するプリンス。復讐のための殺人は許されるのか?デンマークを立ち直らせるには敵を殺すことで解決するのか? 敵を殺しても、失われた人間性への信頼は回復だきないのではないか?というジレンマが彼を苛む。復讐とは何か?“目には目を”以来、人間に課せられてきた普遍的で永遠な問いかけでもある。
福田恒存 “ホレイショーは沈黙する”
…ハムレットはめまぐるしく、ときには軽率に行動しながら、意識の世界では一歩 も動かず、じっと自己の宿命が完成されるのを待っている。かれは完全に無垢であるが ゆえに、そして完全に意識的であるがゆえに、計量を事とする用心深い個性の手が、 自己の宿命を造りあげるものでないことを知っている。ひとの眼には自己分裂的 とさえ見える偶然にまかせた自由闊達な運動が、宿命の必然に通じるものであることを 知っている。かうして動かずに待つ意識を中心に、力一杯うごきまわること、それが 演戯なのである。
『ハムレットとラスコーリニコフ』のなかで小林秀雄はかういっている。「ハムレットは、出来る事なら、純粋な、意識の権化として生きたいのである。」
ハムレットの行為は、衝動的に、機械的に、殆ど自己防衛の様な形でしか 行なわれない。それに比べると、彼の独白の方が、よほど自発的な力強い 行為にさへ思われる。ところでハムレットは結局、不様な形でではあるが、 復讐を遂げる。何が彼を復讐に追いやったのか。止むに止まれぬ正義感でも 怒りでもない。さういふものこそ、獨白によって、彼が故意にかき立てる 必用のあるものだ。何の因果で、彼は芝居をしなければならぬか。
ハムレットにはわからない。ここにハムレットの不透明性がある。という事を おそらくシェイクスピアはよく知っていた。
ハムレットのやうな精神を前にしては、私たちはホレイショーのやうに沈黙するのが一番
いい。ホレイショーはハムレットの生きかたを信じているがゆえに、ひことことも
忠告しない。かれの役目はただやさしく相槌を打つだけだ。そして、ハムレットが
かれ自身の宿命を完成するのを、じっと見まもっているだけだ。ホレイショーの信頼が
揺らぐかに見えるのはただ一度だけ、最後の決闘を前にして、ハムレットが不吉な予感
を物語るときである。ホレイショーは、はじめて自分の意見をいふ。「お気がすすまぬなら
無理をなさらぬはうが。すぐ奥へまいって、御気分のわるいよしを申し上げ、お出まし
をおとめしてきませう。」
いや、もう一度、ホレイショーがハムレットの行動を制肘することがある。亡霊を追って行かうとするハムレットを、ホレイショーは押しとどめる。だがホレイショーはつねにゆづる。自分の沈黙は、おそらく親友の死を招くであろうと予感しながら、さういふときでも、ホレイショーは沈黙する。なぜなら、観客代表であるホレイショーは、
悲劇の主人公が死に至る過程を必然化しようとしておこなふ演戯に、口だししはならぬ
ことを知っているから。
福田恒存『人間・この劇的なるもの』 〔新潮社、1956〕p.61-62
あらすじ:
デンマークの王子ハムレットは父王が変死し、2 ヶ月も経たないうち に毋(王妃)が王の弟と結婚したので鬱屈とした日々を送っている。ある晩、父王の亡霊から叔父の謀略により毒殺されたと告げられる。また、亡霊は「復讐せよ、然し心は汚すな。」と至難の業ともいえる命題を課す。亡霊の言葉の真実はつかめないものの、「腐った」デンマークを救う運命にあることを自覚したハムレットは狂人を装い、道化となることにより敵の叔父や自分をとりまく全ての人間の真実を確かめようとする。「狂人」という蓑で身を包んだ王子が、次々と放つ辛辣な諧謔の矢の数々、それは見事に相手の急所をつく。恋人オフィーリアは王子の変貌に戸惑い、嘆くのみ。
王子は、たまたま城にやってきた旅役者に毒殺のくだりを宮廷人の前で演じさせる。案の定、クローディアスは顔面蒼白になり、よろめくように立ち上がる。ハムレットの親友ホレイショーもしかと王の形相をみとどけ、二人は亡霊の言葉が偽りでなかったことを確信する。
息子の「悪ふざけ」を不審に思った毋ガートルードと対決するに至ったハムレットは容赦なく毋を弾劾し、その場に隠れていた恋人の父、宰相ポローニアスを偶然に刺してしまう。甥の「偽の狂気」を察知し、不安に駆られたクローディアスは、英国王にハムレット殺害の国書を託し王子を追放する。父を殺されたオフィーリアは狂死するが、その弔いの日ハムレットは着の身着のままで故国に舞い戻ってきたのだった..........。
⇒ あらすじ詳細
⇒ 日英対訳ハイライト
⇒ ヨーロッパ公演メディアコメント
⇒ 公演舞台写真 スティーブ・ルイス撮影 (京都教育文化センター公演、05/26/2008)

Richard Keightly
as Hamlet

Richard Clodfelter
as Claudius

Natalia Campbell
as Gertrude

Richard Ede
as Horatio

J.C. Hoyt
as Polonius

Dan Wilder
as Laertes

Sophie Franklin
as Ophelia
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• 星陵会館(TEL:03-3581-5650)
www.seiryokai.org
5月13日(火) 開場5:30 pm /開演6:00 pm
東京メトロ赤坂見附、永田町、国会議事堂前より徒歩5分
Pコード:385-751
• 武蔵野公会堂(TEL:0422-46-5121)
5月14日(水) 開場5:45 pm /開演6:30 pm
中央線・井の頭線「吉祥寺駅」 南口より徒歩2分
Pコード:385-755

• イズミティ21 小ホール(TEL:022-375-3101)
5月15日(木) 開場5:45 pm /開演6:30 pm
仙台駅から市営地下鉄・泉中央方面行き15分、「泉中央駅」下車、北三番出口より10分
http://www.bunka.city.sendai.jp/izumity21/index.html
Pコード:385-757
• 京都教育文化センター(TEL:075-771-4221)
5月26日(月) 開場5:45 pm /開演6:30 pm
京阪電車「丸太町駅」5番出口より徒歩3分
Pコード:385-758
学校主催公演
<大学公演主催者(大学関係者のみ)>
※開場は開演の30分前
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東海大学 |
Mon May 19, 1:25 pm |
<大学主催公演(関係者及び一般を対象)>
※開場は全て開演の30分前/全席自由
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早稲田大学 |
Mon May 12, 4:30 pm |
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学習院女子大学 |
Sat May 17, 6:00 pm 【字幕】 |
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関西外国語大学 |
Tue May 20, 6:00 pm |
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大阪樟蔭女子大学 |
Wed May 21, 2:45 pm 【字幕】 |
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広島女学院大学 |
Thu May 22, 6:00 pm 【字幕】 |
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福岡女学院大学 |
Fri May 23, 7:00 pm 【字幕】 |
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神戸女子大学 |
Tue May 27, 6:00 pm 【字幕】 |
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就実大学 |
Wed May 28, 3:30 pm 【字幕】 |
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東京女子大学 |
Thu May 29, 5:00 pm |
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学校法人関東学院 |
Fri May 30, 6:00 pm 【字幕】 |
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明星大学 |
Sat May 31, 3:30 pm 【字幕】 |
次回公演予定
カンターヴィルの幽霊
オスカー・ワイルド原作
2008年10月4日より2週間日本公演
International Theatre Company London
インターナショナル・シアターカンパニー・ロンドン(ITCL)
represented in Japan by Ashley Associates Ltd.
ITCL日本実行委員会事務局
株式会社 アシュリーアソシエイツ
プロデューサー: 渡辺三千代
〒107-0062 東京都港区南青山 7-8-1 南青山ファーストビル 8F
TEL(代表): 03-5469-2869/(直通): 03-5469-2841
FAX: 03-5469-2870
http://www.ashleyassociates.co.jp
http://www.stageplay.jp
- 一般公演団体特別割り引き(東京公演/京都公演):
20名以上、一席2200 円
『氏名/住所/公演場所/公演日/送金予定日/チケット枚数』を明記の上、E-mailまたは、Faxで担当(渡辺)までお申込ください。(締め切り5月8日) - 銀行振込み: みずほ銀行 目黒支店、普通口座 1957285
株式会社 アシュリーアソシェイツ
(銀行送金を確認後、チケットを郵送いたします。) - 字幕スーパー【字幕】の有無は会場により異なる。ただし粗筋を会場で無料配布
上演台本及び日英対訳ハイライト版をチケット購入者にメールでのみ送付可能。(締切り: 5月8日) - 予約席なし(全自由席)
- 公演時間: 150分(予定)